放送局間制御信号インサータ/デコーダ DU-182M
放送局間制御信号を重畳、検出
|概要
ARIB STD-B39で規定されている放送局間制御信号を、外部からの接点制御に従って重畳、もしくは検出して接点出力する装置です。
| 動作モード
インサータ/デコーダの動作モードは、 内部スイッチにより切換可能です。
| 機能
重畳/検出できる制御データは3種類。
・画角モード( カレント映像モード)
・音声モード( カレント音声モード)
・トリガ信号Q1
| インサータ概要
ARIB STD-B39で規定されている放送局間制御信号を、外部からの接点制御に従って重畳します。
接点制御には以下の2つのモードがあり、それぞれ被制御シーケンスが異なります。
これらの制御モードは、外部接点により切り換えることができます。
・APC制御モード
・リモコンボックス制御モード
前面パネルのマニュアル制御スイッチにより、外部からの接点制御を無効として、重畳する制御データを選択することができます。前面パネルに は、以下のステータス表示機能があります。
・入力信号に重畳されている制御データ
・APCからの重畳制御ステータス
・本装置が重畳している制御データ(マニュアル制御スイッチと共用)
・入力SDI信号の状態
| デコーダ概要
ARIB STD-B39で規定されている放送局間制御信号を検出し、インサータ側の仕様に対応してインジケータ表示・接点出力を行います。
接点出力の内容は、インサータに準じています。
デコーダ動作時は、前面パネルは一切操作することはできません。すべての表示は、検出した放送局間制御信号のステータスを表示します。
| 誤り訂正符号(ECC)
入力信号の放送局間制御信号に、誤り訂正符号が重畳されている場合、6ワード誤り検出/3ワード誤り訂正を行うことができます。
| チェックサム(CS)
“誤り訂正符号=なし”のデータパケットが入力された場合、BTA S-005Bで規定されるチェックサムによりエラーを検出します。
| アンシラリデータの保護
放送局間制御信号以外のアンシラリデータは、すべて保護されます。
| 前面
| 仕様・定格
信号規格 | 映像 HD | SMPTE292M準拠 1080i/59.94Hz HD-SDI |
映像 SD | SMPTE259M準拠 525i/59.94Hz SD-SDI | |
信号入力 | 1系統 BNCコネクタ アクティブループスルー付 | |
信号出力 | 1系統2分配 BNCコネクタ バイパス機能付 | |
制御信号入出力 | パラレル制御 | 1系統 アンフェノール50pin |
アラーム接点出力 | 1系統アンフェノール14pin | |
遅延量 | HD-SDI | 約12us(約1/2H) |
SD-SDI | 約34us(約1/2H) | |
コマンド遅延 | 1フレーム以内 外部接点制御入力からインサータ出力を切り替えまで) | |
表示遅延 | 10ms以内 (重畳信号変化から、表示切り替えまで) | |
使用条件 | 連続使用 | |
設置環境 | 屋内 | |
動作環境 | 周囲温度:5℃~40℃ | |
外形寸法(mm) | 430(W)×321(D)×44(H) 突起物は含まず | |
重量 | 約5.5kg | |
電源電圧 | AC100V±10%、50/60Hz *200V対応はご相談ください。 | |
冗長電源 | 2重化構成 AC入力コンセント 2口 | |
消費電力 | 30VA 以下 |
| 背面
*デザイン・仕様は予告なく変更することがあります。記載の名称は各メーカーの商標または登録商標です。