FPDテスト信号発生器 VG51C
| 概要
VG51Cは、フラットパネルディスプレイ(FPD)用デジタル信号発生器です。携帯電話・ノートPCなどのモバイル
機器、フラットパネルTV・携帯ゲーム機などのデジタル家電、カーナビゲーション・メータパネルなどの車載用ディスプレイさらには超高解像度
の医療用ディスプレイなど、LCD/ PDP/OLEDディスプレイデバイスのための多彩なデジタルインタフェース出力に対応しています。
パラレルRGB出力や低電圧デジタルシリアル出力(オプション)を用意し、任意の水平ライン数(全ライン数~8191)・垂直ドット数(全
ドット数~8191)においてドットクロック5~200MHzでの出力を可能としています。
デジタルシリアル出力は、TMDS/LVDS/GVIF/HDCP-GVIFの4方式をオプションで用意し、お客様のニーズに合った方式のイ ンタフェースを最大2つまで装備することができます。
VG51Cは、フラットパネルディスプレイの特性評価に必要な多彩なテストパターンを内蔵し、さらに標準テストパターンの映像パラメータを可
変することでお客様独自の評価パターンを作成することも可能です。マーカー表示・画面スクロール動画・キャラクタ重畳・フリッカー機能などと
組み合わせることで、静的表示特性だけでなく動画表示特性の評価を可能としました。
各種パラメータ設定や制御は、専用コントロールボックス・オプションまたはRS232Cを通じて外部PCにて行うことができます。また、生産
ラインでの使用を考慮し制御機能を限定したリモートボックスをオプションで用意しました。
VG51Cは、フラットパネルディスプレイの研究開発・設計・生産などで共通に利用できるパフォーマンスを持っていますので、各部門間での評 価基準の統一という点からも多くのお客様からご支持いただいている信号発生器です。
| 特徴
- ドットクロック周波数
1相モード(Singleモード):5~100MHz
2相モード(Dualモード):10~200MHz - QUXGA(Quad-Ultra-XGA)を超える解像度に対応
水平全ドット数:8191(有効ドット数:4095)
垂直全ライン数:8191(有効ライン数:4000) - デジタルパラレル出力のクロック出力は位相調整(クロックデレー)が可能
- H SYNC、V SYNCおよびDE(Data Enable)信号は、正極性/負極性の切替え、またDE信号は、実データと異なるタイミングでの出力も可能
- 内蔵テストパターンは、ビットシフトによる出力レベル可変に対応
- ディスプレイデバイスの動的表示特性評価にフリッカとスクロール機能を装備
フリッカ機能:
--指定色のラスタ信号とテストパターンを、最大128フレーム(1フレーム単位)切替えで交互出力
スクロール機能:
--最小1フレーム毎に、水平1ドット/垂直1ライン単位で水平/垂直/斜めにスクロール動画出力 - 4方式/6種類のデジタル出力ユニットオプションを提供。HDCP-GVIF出力ユニットとGVIF出力ユニットは、出力コネクタの
違いによりそれぞれ2種類を用意。
VG51A0001: LVDS出力
VG51A0002: TMDS出力
VG51A0D02: GVIF出力(MX-U8-2PHコネクタ x2)
VG51A0D03: GVIF出力(MX-U8-2PH, C2956-MX-U5-7PL-BSコネクタ各x1)
VG51A0D05: HDCP-GVIF出力(MX48U02NQ1コネクタ x1)
GVIF出力(MX38002NQ6コネクタ x1)
VG51A0D06: HDCP-GVIF出力(MX38002NQ1コネクタ x1)
GVIF出力(MX38002NQ6コネクタ x1) - VG51C制御は、RS232C経由でPCにて可能。PCの替わりに専用コントロールボックスおよびリモートボックスをオプションで
用意
VG51A0004:コントロールボックス(研究開発・設計用)
VG51A0005:リモートボックス(生産ライン用)
*デザイン・仕様は予告なく変更することがあります。記載の名称は各メーカーの商標または登録商標です。