AI機能付き長時間HD記録装置 AIX-200
AI機能で自動インデックス作成、自動ファイル切出しが可能な長時間記録装置
4系統のHD-SDIの記録、最大9日間のループ記録が可能。
| 概要
AIX-200は、 監視カメラの映像を長時間記録し、AI機能によりさまざまな応用が可能な多機能長時間HD記録装置です。
4系統のカメラ映像を本体のSSDに長時間のループ記録することが可能です。
AIの認識機能による自動インデックス機能を活用することで、自動処理や監視業務の効率化が図れます。
| 特長
■ 4系統のHD-SDIの入力が可能。
■ 記録中の追いかけ再生が可能
■ 記録媒体にはSSD(RAID1)を採用し、衝撃・振動などに対して堅牢です
■ 記録時間を増やすせるSSDオプション(960GBまたは1.2TB)モデルもラインアップ
■ H.265またはH.264圧縮コーデックで長時間記録を実現*1
■ HD-SDIエンベデッド音声:1系統あたり8ch
音声の再生は、PB OUT出力で再生できます。
4分割画面、及びMONI OUT出力は無音となります。
■ 外部制御または自動*1でインデックスを生成
■ AIにより、揺れまたは異物*2を検出し、インデックスを自動生成が可能
■ 本体にクリップを最大で10 個まで、保存が可能
■ クリップは指定のフォルダ等へ自動でアップロードが可能
■ 再生映像に、記録された日付・時間をスーパーインポーズが可能
■ 系統ごとにカメラ名などの任意の文字をスーパーインポーズが可能
■ 時刻補正はNTP
■ 1Uフルサイズ筐体、二重化電源に対応
■ 装置前面に操作・情報パネルを取り付け可能(オプション)
■ 複数台制御や切出しファイルのMXF変換を行う制御アプリケーション(オプション)
*1 H.264、H.265コーデックの混在はできません。設定変更はSSDのフォーマットが必要です。
*2 AI機能はオプションです。異物検出:TBD
| AIX‐200設置概略イメージ
|機能
|ループ記録
本装置は、記録停止操作を行わない限り、常に記録動作を続けます。
半導体ディスク(SSD)の記録日数が上限を超えた場合、記録日時の古い順から上書きします。
|追いかけ再生
記録中でも、追いかけ再生することができます。
|インデックス生成
手動または自動でのインデックスが生成でき、記録映像を検索する際に使用できます。
手動でのインデックス生成は、接点操作やWeb APIが実行された際に行われます。
自動でのインデックス生成は、AIによる判定で行われます。
|クリップ登録
外部制御やAIによりインデックス生成が行われた際にクリップを自動で登録します。
クリップは、インデックスが生成された時刻から5~59秒前を開始時刻、5秒~3分後を終了時刻としたものが保存されます。
クリップ登録中に新たなインデックスの生成が行われた場合、クリップ登録の終了時刻を延長します。1クリップの最大長は8分です。
クリップ登録の開始時刻、終了時刻の本体設定はWEB GUIで行います。
|クリップ
クリップは最大10個まで本体に登録可能です。クリップの再生操作はWEB GUI、操作・情報パネル、制御用アプリケーションで行えます。
|日付・時刻表示のスーパーインポーズ
出力映像には、録画された日付・時刻情報を、「YYYY/MM/DD HH:MM:SS」の形式でスーパーインポーズすることが可能です。
制御アプリケーションを使用すればスーパーインポーズ処理したクリップファイル作成も可能です。
|情報のスーパーインポーズ
入力系統ごとに、カメラ設置場所等の情報をスーパーインポーズできます。
制御アプリケーションを使用すればスーパーインポーズ処理したクリップファイル作成も可能です。
|Web API コマンド(REST)
Web API (REST)を通じて、本体の動作設定・状態取得、インデックス生成をすることができます。
|時刻補正
NTPまたは外部リファレンスによって時刻補正ができます。
日付・時刻の時計回路は、内蔵電池によってバックアップされています。時刻補正信号がない場合、内部時計は自走します。
【 ご注意 】
本機は画像データに埋め込まれたタイムスタンプ(PTS)を基準にした動作を行います。 したがって、NTPを設定した運用を推奨します。時刻合わせにより内部データに矛盾が生じた場合、正常な再生やサーチ動作を保証できません。
| AI機能(オプション)
AI機能は出荷時に揺れ検出、異物の検出*3などから出荷時選択となります。
*3 AI機能はオプションです。異物検出:TBD
|揺れ検出イメージ
入力映像から揺れを検出し、インデックスを自動で生成します。
|クリップ 自動アップロード機能
外部制御またはAIによりクリップが生成された際、編集機/送出サーバー等のあらかじめ指定した場所へクリップを自動アップロードが可能です。
自動アップロードの実行記録はログで確認できます。
日時、情報をスーパーインポーズしたクリップファイルは制御端末で処理します。
| 制御
| WEB GUI(標準)
WebGUIメニューには以下の機能があります。
■装置の情報表示
■システム設定、時刻、ネットワークアドレス、入力設定、圧縮方式、アラームマスクの設定、クリップのアップロード先の指定
■インデックス点の頭出し・再生
■クリップの登録・削除・保護、スタンバイ・再生
■アラームの確認、クリア
■装置のバージョン確認、アップデート
■設定の初期化、SSDのフォーマット
| 制御アプリケーション(オプション)
制御用アプリケーションには以下の機能があります。
■本体のシステム設定
■アラーム内容の確認
■本体選択(複数台のAIX-200を使用する場合)
■クリップの登録、保護、削除、ダウンロード
■クリップ、日時、インデックスを指定した再生操作
■日時、任意の文字のスーパー ON/OFF、クリップファイルへのスーパーインポーズ処理
■アップロードファイルのMXF変換(オプション)
| 外観
|記録容量
SSD容量 | H.265(MPEG-H HEVC)5Mbps時の記録時間 | H.264(MPEG-4 AVC) 10Mbps時の記録時間 |
---|---|---|
480GB(標準) | 約52時間 | 約24時間 |
960GB(オプション) | 約108時間 | 約53時間 |
1.9TB(オプション) | 約216時間 | 約108時間 |
※ 記録時間は4系統のループ記録、クリップを含んだ時間です。
※ H.264、H.265コーデックの混在はできません。設定変更時はSSDのフォーマットが必要です。
※ 2台のSSDによるRAID1構成です。SSD1台が故障しても、残りの1台で運用が可能です。
| 仕様・定格
項目 | 仕様・定格 |
---|---|
インターフェース | |
SDI入力 | 最大4系統 BNCコネクタ ※IN1~IN4の入力は同期している必要はありません。 |
SDI出力 | 2系統 BNCコネクタ PB OUT 1系統、MONI OUT 1系統 |
同期信号入力 | 1系統 BNCコネクタ 75Ω終端 NTSCブラックバースト / HDTV3値SYNC |
LAN | 1系統 1000Base-T/100Base-TX RJ-45コネクタ |
パラレル制御(接点制御) | 1系統 D-Sub 50pin 入力数:最大24 出力数:最大24 |
外部制御 | 1系統 D-Sub 9pin 入力数:最大3 出力数:最大3 |
USB | 1系統 ※TBD |
DP | 1系統 ※映像を確認するのに使用 |
OPTION | 1系統 ※TBD |
SDI仕様 | |
SDI信号規格 | SMPTE ST292準拠 1080i / 59.94Hz HD-SDI |
エンベデッド音声 | SMPTE ST299準拠 サンプリング周波数:48kHz、映像に同期 音声チャネル数:8ch |
同期仕様 | |
同期結合モード | 入力信号の有無により以下の優先順位で自動切替え REF IN > 内部同期 |
出力位相調整範囲 | V位相:-563~+562ライン ライン単位 H位相:-1100~+1100サンプル 2サンプル単位 ※V位相、H位相とも、全映像出力が同様に可変します。出力ごとの位相調整はできません。 |
LAN | |
時刻補正 | NTPまたは外部リファレンス(NTPを推奨) |
制御 | WEBブラウザ、Web API(REST)、制御アプリケーション |
SNMP | アラーム |
記録メディア | |
SSD | 以下の3パターンより構成を選択できます。 480GB × 2台 (RAID1) 標準 960GB × 2台 (RAID1) オプション 1.9TB × 2台 (RAID1) オプション |
クリップ | |
クリップ数 | 最大10個 |
1クリップの記録時間 | 最小:10秒 最大:8分 |
コンテナ | MP4 |
映像コーデック | H.265(MPEG-H HEVC)または H.264(MPEG-4 AVC) H.265(HEVC) : Mainプロファイル H.264(AVC) : Mainプロファイル |
音声コーデック | AAC |
フレームレート | 1920x1080 29.97p |
一般仕様 | |
動作環境 | 周囲温度:+5℃~40℃ 周囲湿度:5%~90%(R.H)、結露なきこと 使用条件:連続使用 設置環境:屋内 |
電源入力 | 電源電圧:AC100V±10% 50 / 60Hz単相 *200V対応はご相談ください。 消費電力:100VA以下 |
外形寸法 | 435(W)×400(D)×43.7(H)mm ※ラック取付け金具および突起物を含まない |
質量 | 約10 kg |
| ネットワークカメラオプション
項目 | 仕様・定格 | |
インターフェース | ||
HD-SDI出力 | 最大4系統 BNCコネクタ | |
LAN | 1系統 1000Base-T/100Base-TX RJ-45コネクタ | |
ネットワークカメラ | 入力数 | 最大4系統 |
解像度 | 720x480、1280x720、1920x1080 (最大30fps) | |
プロトコル | RTP/RTSP ※ 圧縮コーデックは本体の設定と同じである必要があります。(映音とも) |
|オプション
項目 | 内容 |
---|---|
1 | 960G SSD(RAID1) |
2 | 1.9TB SSD(RAID1) |
3 | フロント 操作・情報パネル |
4 | 制御アプリケーション |
5 | MXF変換転送 |
6 | リモコン変換ケーブル(ALR-80RR用) |
7 | AI検出 |
8 | ネットワークカメラ入力 |
*デザイン・仕様は予告なく変更することがあります。記載の名称は各メーカーの商標または登録商標です。